東大を受験して合格する……確かにそれは大事なことですし、みなさん(受験生の方)はそれに向けていまも頑張っておられるとは思います。ですが入学して、その後はどうすればいいだろう……そのことについて考えてみたことはありますか?今日はそんな疑問、特に東大の”進振り制度”について語っていこうと思います。

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進振り制度とは
まず、東大といえば科類が理系文系それぞれ3つずつ分かれていることが有名ですよね。でも、それがどういう基準で分かれているかについては意外と知っている人が少ないと思います。

じゃあそれぞれ何が違うんだろう……?

以下、ちょっとその疑問に対して愚痴を交えつつ説明していきます。
まずこの制度、基本的には東大に入学した生徒について初めから3年以降の学部を決めず、2年になってから選べるという制度です。ここだけ聞くと高校の間に自分のやりたいことなんてなかなか決まらないよ、という人にはすごく良い制度のように思えます。ですが、制度上進学先を決める基準というのが必要になりますよね……?(人気の進学先に人が集まりすぎたり不人気なところに人がいなさすぎたりしないため)、これを入学した後の1年と2年夏の成績で進学先に進学できるかどうか決めます。

これが原因で1年の間はせっかく大学に合格してやったー!と喜ぶのも束の間成績に追われる人生を送ることになります。

じゃあ具体的にどのくらいしんどいの……?
例えば、今年東京大学理科Ⅲ類に合格したA君がいるとします。A君はもともと医学部を志していましたが、入学してから工学部の機械工学Bという学部に進学したくなりました。ではA君はいったい成績決定までに何点とっておけばよいでしょう?

70点?60点?でも、こんな話をするからにはもっと大変なはず…80点 でしょうか?

こたえはだいたい85点です。これは東大上位10%に入る点数です……。しかもこの点数、リンクを見てもらえればわかりますが、取る人数が少ないので年によって大きく変動します。

ではもしA君が理科Ⅰ類に進学していたらA君はこのとき何点とれば機械Bに進学できたでしょうか……?
これもリンク先を見てもらえればわかるのですが、だいたい75点です。75点は東大生の平均点なので、だいたい上位50%に入っていればA君は自分の行きたい学科に進学できるということになります。

では逆に、もしA君が東京大学理科Ⅰ類に合格していて、医学部を希望した場合はどうなるでしょうか……?

A君はなんと、92点前後とらなければならないのです!

ちなみにA君が理科Ⅲ類に合格して医学部を目指していた場合はA君はだいたい64点で進学できます。

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これが進振り制度です。

ですから、みなさんがもし進振り制度についてあまり調べずに受ける科類を決めようとしているなら、絶対にやめた方がよいです。

少なくとも進みたい学部が工学部なら理科Ⅰ類、農学部・薬学部なら理科Ⅱ類、医学部なら絶対理科Ⅲ類という程度の意識はもっていないと入学して、進みたい学部が決まった時に大変なことになります。
最低点が低いから理科Ⅱ類にしよう……なんて決め方はしない方がいいです!

以上、進振りに悩む東大生の愚痴です。勉強、頑張ってください!

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